マノアの滝まで

ハワイは海もいいけど北側に連なる山には、いつも雲がかかっている。

その方向の先にあるマノア滝のある、マノア渓谷には必ず毎回行く。

朝晩シャワーのような雨の後、晴れた空に虹がかかることがある。

そしてハワイお湿地帯に育つほとんどの植物を見ることができる。

天然の熱帯植物園だ。

渓谷を覆う緑がみずみずしく、昼間でもひんやりした空気に包まれる。

ツタが絡まる巨樹からこぼれ落ちるように薄紫の花を咲かせるのは

ブルー・トランペット・バイン。

複雑に絡み合うバニアンツリーのトンネル。

足元はぬかるみ、気をぬくと、ずるっと滑ってしまう。

杖を借りずに上がった時は、竹林のところに落ちていた、

竹の棒を拾い、杖代わりにした。

勾配がだんだん急になり、この縦にずいぶん助けられた。

狭い道をすれ違うとき、ハーイ、もう少しなどと声をかけてくれる。

どの国の人も同じ目的を目指し、達成し、戻る人。

一つという気分が好きだ。

 

 

そしてもうひとつの目的の、Morning Glass Coffee Cafe

ビーチハウスみたいなラフな作りと、

おしゃべりを楽しむローカルのゆるい雰囲気が心地いい。

どこにいても自由

どこにいても人と繋がってる感じが好きなんだと感じる。

これも一つの私。

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