ペレの椅子

ザ、バスでペレの椅子に向かった。

どこで降りるのかもあやふやなまま、とりあえず飛び乗った。

バスの中で、5歳ぐらいの女の子とママに出会った。

一緒に行きましょう。

ニコニコと手を繋いでくる女の子と一緒に

ペレの椅子に向かう事にした。

こっちの道じゃないかなぁという私の言葉は簡単に却下され、

あっちですよーとジリジリとした日差しの中

子供一人と大人3人歩いて歩いて、そう、ここが入り口

さあ行きましょう。

その頃テンションマックスになっていて、オーとか拳を振り上げスタート。

えっ、なんか Dangerousって書いてあったような~

とにかく進み始め一時間

背丈より高い草むら、

足元は、ひび割れた溶岩、青い海も見えるし。

間に落ちたら危険な感じ

最初はみたこともない草木や花に興奮気味で進んだけど、

少し前に、人影が見えたし、大丈夫、大丈夫。

かぶった帽子から出ている鼻から下がヒリヒリする。

これ髭の生えたおじさんになっちゃいそう。

頭の中は、本当にいいの?

いや絶対あってるはず

チビちゃんもいるし、泣き言など言えない。

頑張ろう、オーとなんども声をかけ、やっとついたのは3時間後

たしか15分から20分のはず。

廃止になった昔のクーデターを歩いて行ったのでした。

やっとついたペレの椅子。しかーし

反対側、崖のような草むらを登っていかなければ椅子にはたどり着かない。

まだまだ部拳は続き、私は、完了ですと宣言し、

このチビちゃんと足を海に浸しながら待つこと30分

すごい冒険だった。

大人になって、日本だったら絶対ない出来事。

しかも帰りのバスはもうなくなっていて、ヒッチハイクで

3歳の子供を連れていたおかげで、いい人に乗せてもらえ、

無事ホテルに到着。

今考えたら、恐ろしく無防備

これが私の一部なんだ。

関連記事

  1. 身体が変わるアイデア集

  2. 体が変わるアイデア集

  3.  レッドコーラル

  4. バイオレットサファイア 

  5. 体が変わるアイデア集

  6.  スターガーネット

  7. この言葉使ってはいけないわ

  8. 強くなるアイデア集